• お菓子と栄養教育で栄養改善@カンボジア

    今年2月から、NOMPOPOKで働き始めたSothy(ソティー)さん。私のアシスタントとして、事務所での書類や、お客さんとのやり取りに加えて、学校での栄養授業を担当しています。

    ここに来るまで栄養についてはほとんど学んだことがなかった彼女は、三色食品群、野菜の効能、よく噛んで食べる、など色んな授業内容を少しずつ学んでいるところです。基本的には、すでにある授業のクメール語の台本を読み込み、丸覚え。授業中にもし質問などが出た場合は、付き添いの私が答えて、ソティーが通訳するという役割分担で授業を行っています。

    各トピックの授業はそれぞれ独立しているけど、いろんなところで繋がっていて、全体を理解して初めて納得できる部分もあると思うので、きっと多くの情報を処理するのに大変な時間を過ごしていることと思います。

     

     

    そんな中、昨日は「砂糖の摂りすぎ注意」の授業のリハーサルを事務所で。

    ソティーが働き始めたばかりの頃、職場にエナジードリンクを持ってきて、私に注意されて、苦笑いしていたことがあったなぁと思いだし、「自分の食生活も振り返ってみてね」と言いました。

    すると、「気付いてないですか?この授業の練習を始めてから、甘い飲み物を辞めようと思って、いま、わたし、毎日お茶を沸かして持ってきてます。この前久しぶりにエナジードリンクを飲んでみたら、すごく甘くてびっくりしました」とのこと。

    そういえば、ペットボトルにお茶入れて毎日持ってきてました。そんなにすぐに食生活を変えようと頑張っていた努力に気付かずごめんよ。驚くと同時に、すごく嬉しかったです。

     

    NOM ​POPOKは、子どもたちの栄養改善を事業目標に掲げてはいるものの、スタッフの健康や栄養状態も同じぐらい大事です。スタッフが、ここで働くことで、健康的な食選択をできるようになり、仕事も更に一生懸命できるようになったらいいなと思っています。