• お菓子と栄養教育で栄養改善@カンボジア

    先週から、日本の大学生 小沼耕平くんが、PoPokでインターンシップをしに来てくれています。そこで、今日は、小沼くんが書いてくれたブログを掲載します。PoPokの活動に参加しながら、どんなことを感じたのでしょうか…

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    チュムリアップスーォ(クメール語で「初めまして/こんにちは」)

    NOM POPOKでインターンをしている小沼です。

    先日、CCH(The Center for Children’s Happiness)という児童養護施設に行き、栄養教育とお菓子の配布のお手伝いをさせていただきました。

     

     

    CCHは、日系NGOであるJHP・学校を作るの支援により作られた施設で、児童の約半数が孤児としてそこで共同生活をしています。また学校としての機能のほか、若者への職業訓練も行っており、彼ら、彼女らの自立を後押しています。

     

    今回は、カンボジアなどで活躍する国際協力NGOの国際開発救援財団 FIDRが作成したポスターなどを用いて、栄養バランスに関する授業を行い、その後蒸しパンと牛乳を配りました。

    今回の訪問で僕が感じたことはまず、子供たちの学びに対する貪欲さです。みんな積極的に手を挙げて自分の意見を言いますし、何よりもとても楽しそうに話を聞いていました。僕は普段アシスタントとして栄養授業に関わり、教育を提供する側なわけですが、逆に彼らからも学ぶことは多いと感じました。

     

    また、POPOKの事業の有効性も感じました。POPOKは栄養教育と栄養豊富なお菓子の販売の両輪で活動しています。CCH訪問の数日前、ある学校を訪れ、初めてPOPOKの活動に触れる生徒さんたちにお菓子を配布しました。その際、おいしそうに食べてくれる子たちも多くいたものの、中にはあまり手が進んでいない子も見受けられました。ですが、これまで複数回訪れて栄養教育を行ってきたCCHでは、ほぼ全ての生徒がお菓子を喜んでくれているようでした。これは、持続的な栄養教育とお菓子の配布によって、彼らがバランスのとれた食生活を受け入れつつある兆しなのだと思います。

    今回のCCH訪問は、短いインターン期間ですが、今後もこの活動に関わりたいと感じさせてくれた体験でした。