• お菓子と栄養教育で栄養改善@カンボジア

    最近、プノンペンで開催された2つの栄養関係のイベントに参加しました。

     

    ひとつ目は、Scaling Up Nutrition(SUN) といって、世界中のあらゆる形態の栄養問題に取り組む人や組織のネットワーク(事務局は、「SUNはMovement=運動」だと言っています)の、カンボジアの年次総会です。

    (SUN Cambodiaのホームページはこちら:https://scalingupnutrition.org/sun-countries/cambodia/)

    SUNカンボジアのメンバーであるNGO、国際機関、政府機関、企業、個人が集まり、それぞれの栄養問題への取り組みを発表しました。PoPokは、今回が初めてのSUNの会議参加だったので、他の人たちの取り組みを聞いているだけでしたが、それぞれの団体や個人のアプローチがとても勉強になりました。こうして横の連携を強化して、様々な取り組みの成果を共有することで、問題解決への歩みが加速すると思います。

     

     

    NGOに勤めていた頃、団体間での棲み分け(簡単に言えば「X村では団体Aが活動しているからその地域の子供の栄養状態改善は団体Aの活動成果。隣のY村では、団体Bが活動しているから、邪魔しないようにしよう」という感じで、お互いの領域に関与しない)のようなことに、なんとなくジレンマを感じていました。他団体の活動に手出し、口出しをすることの問題はもちろんありますが、もっと情報共有して、こんなアプローチがうまくいったとか、こんな問題があって困っているとか、気軽に話し合えって、活動の幅を広げられたらいいのにと思っていました。

    ですので、こうしてSUNのような栄養課題への取り組みネットワークがあることに感激です。まだ少ない、SUNカンボジアの企業メンバーとして、PoPoKの活動や事例を紹介しながら、私たちもこの運動を前向きに進める力になりたいです。

     

    次回の記事では、先週参加した、国立小児病院での栄養キャンペーンについてご報告します!