• お菓子と栄養教育で栄養改善@カンボジア

    日本に初めてかぼちゃが持ち込まれたのは、16世紀半ば。ポルトガル人により、「カンボジアのもの」として、紹介されたそうです。「カンボジア」から、だんだん訛って「かぼちゃ」になったのだとか。

    市場では、大きなカボチャが、どど〜んと売っています。

    巨大包丁でカットして、好きな分量だけ売ってくれます。この仕組み、大変助かります。好きなものを好きな量だけ、市場ならではですね。食材の無駄も少なくなるし、お財布にも優しいです。

    数年前までは、スーパーに行っても、これが通用しました。すでに5本ぐらいセットになっている人参の袋をぶら下げて、「これ、1本でいいんですけど」と言ったら、詰め替えて、値札シールを付け替えてくれていました。今では、そんな融通利かなくなりましたが。

    そんなわけで、必要な量だけかってきたかぼちゃを使って、ハロウィン用のお菓子を作っています。

     

    かぼちゃチーズケーキ。

    かぼちゃは、カンボジアの子どもが一番好きな野菜とも言われています。カンボジアの学齢期の子どもの食品ピラミッドにも、野菜の部分の中央に、かぼちゃが描かれています。

     

    他方、チーズはカンボジア産が売っていません。(牛乳やヨーグルトはあるのですが)値段も高いし、カンボジア人にとって馴染みがないものなのだろうと思い、普段の商品開発にはあまり食材候補にはなりません。でも、こうしたイベントの時には、いつもと違うものを食べてみてもらえたらと思っています。

    かぼちゃの甘みに助けられ、お砂糖の量は、試作のたびに減っていきました。かぼちゃの甘みとチーズの酸味が絶妙です。土台は米粉で作った、ココアクッキー。

    今週末には、プノンペンのアートスクールと共同で、子ども向けのハロウィンイベントを開催予定です。チーズケーキの売れ行きはいかに!?