• お菓子と栄養教育で栄養改善@カンボジア

    本日は、市場で見つけた美味しい卵を出荷する農家さんに直接会いに行くことを目指し、毎朝配達に来るおじさんを市場で待ち伏せ。しかし、農家訪問をあっさり断られてガッカリしたところから1日が始まりました。

    当たり前ですが、農作物の販売には、農家さんだけでなく、仲介人や市場の販売人など、様々なステークホルダーが絡み合っています。まだまだ、仕入先の発掘は時間かけて行う必要がありそうです。

     

    気を取り直して、今週水曜日に実施した試食会の結果をご報告します。

    今週は、プノンペンのストゥンミンチェイという以前ゴミ山があった地域にあるAi Children Center of Education (ACCE https://aicenter-cambodia.amebaownd.com) にお邪魔しました。ACCEは、この地域の子どもたちを対象に、国語と算数を教えるフリースクールです。

    今回は、お菓子の試食だけでなく、ちょっとした栄養教育の要素も含めました。栄養教育は、私たちがPoPokの商品を通して行いたいと思っていることのひとつです。子どもたちには、単に健康的なお菓子を食べてもらうだけでなく、お菓子を通して、健康的な食選択ができるようになって欲しいと思っています。

     

    カンボジアでは、昨年、保健省から、カンボジアの学齢期の子どものための食品ピラミッドと健康な食生活のためのメッセージが公表されました。今回、私たちはこれを教材に、健康な食生活について子どもたちに説明しました。

    また、PoPokのお菓子には、いろんな栄養素がバランスよく含まれていること、そしてメッセージで強調されているタンパク質やカルシウムの摂取も促進していることなどを伝えました。

    嬉しかったのは、ACCEの先生も、この内容にとても興味を示してくださったことです。最初は教室の後ろに座っていた先生も立ち上がり、子どもたちに食選択の大切さについて、補足説明をしてくださいました。

    子どもたちの食選択には、周囲の大人が深く関わっています。学校の先生や親との連携の大切さや、この事業の意義そのものについても改めて感じることができました。

    ただし、こうした教育の機会を持てるのは、試食会ならではです。今後は、お菓子のパッケージやポップなどを通して、わかりやすく栄養のメッセージを伝えていく方法を考えていくことが、私たちの課題です。