• お菓子と栄養教育で栄養改善@カンボジア

       

     

    先週から今週にかけて、JHP学校をつくる会(http://www.jhp.or.jp)のご協力のもと、プノンペンのCCHインターナショナルスクールで実施するアートクラブにて、子どもたちと一緒に、食品分類表を作りました。

     

     

    アートクラブでは、昨年11月より毎週の授業時のおやつとして、PoPokのおやつを購入してくださっています。また、隔週で、子どもたちに栄養授業を実施してきました。健康に食べることの大切さを、少しずつ伝えてきたつもりです。

     

    そして今回、アートと栄養を掛け合わせて、どちらも学べる楽しいコラボ授業をしたいと、JHP学校を作る会の方々からご提案いただき、実現に至りました。

    クラブには、合計約70名の小学生が通っています。午前と午後に分かれて、低学年のクラスと高学年のクラスが設けられています。そこで、低学年クラスと高学年クラスで、内容を変えてコラボ授業を計画しました。

     

    低学年のクラスは、3色食品分類表の作成。様々な食材に含まれる栄養素と、その働きについて、繰り返し学んできました。いつも自分たちが食べている食材を絵に書いて、それが赤、黄、緑のどのグループに属するか確認しながら貼り付けます。誰かが、誤まったグループに食材のイラストを置いても、他の子が、「それは赤グループだよ!」と訂正することができるまでになっていました。

    (せっせと絵を描きます)

    (分類は、他の生徒の目が厳しい)

    (見よ この誇らしげな様子!)

    他方、高学年のクラスでは、それをさらに進めて、6分類に挑戦します。カンボジア保健省が公表しているアンコールワットの形をした食品分類表。学齢期の子どもたちのためのものです。

    (2017年発行)

    これに倣って、自分たちだけのものを作りました。PoPokのマスコットぽぽばにちゃんの絵を印刷して貼り付けようとしたら、「自分たちで描く!」と子どもたちが言ってくれました。可愛く作ってくれて、感動しました。これぞ、世界に一つだけの、食品アンコールワット。

    (食品をかく子どもたちは真剣そのもの)

    (ダンボールを重ねて、厚みを出した台紙)

    (まだぽぽばにはバラバラですが、胸が熱くなる一コマ)

    どちらの作品の台紙も、色紙を小さく切って、自分たちで貼り付けた、100%手作り。完成したものを持って記念撮影したみんなの顔が、とっても誇らしげでした。

    (低学年クラスは、高学年クラスの記念撮影にも混じる)

    子どもたちが絵に描いた食材を見て、案外ニンジンが人気野菜なんだ、カタツムリは身近なタンパク源なんだ、などと、私たちも勉強になりました。JHPさん、CCHさん、素晴らしい機会を与えてくださってありがとうございました!

    (自分たちの作品が、一番の教材)