• お菓子と栄養教育で栄養改善@カンボジア

    新型コロナ感染者が日に日に増えて、ついには14日深夜の通達で、プノンペン全体が2週間(の予定で)ロックダウンされてしまいました。POPOK事務所の隣の地区は、自宅からの外出も許されない、かなり厳しいロックダウン。事務所がある地区は、まだ必要最低限の外出は許されるのですが、いつどうなるかは誰にもわかりません…

    (事務所の近くの検問所の様子)

     

    そんな中ですが、楽しい、嬉しいニュースを。

    先日の記事で、栄養教育ビデオを撮影・編集していることをお伝えしましたが、これとは別に、昨年から進んでいた別の栄養教材作成プロジェクトについてです。

     

    1年ほど前からでしょうか、日本の有志の方々と一緒に、クメール語で栄養教育の絵本を作成してきました。ストーリーを作るグループ、ストーリーに合わせて絵を各グループ、ストーリに合わせてお菓子を考えるグループ、と三つのグループが並行して作業してきました。

    しばらく前にこの絵本の素材が揃ったものの、費用の関係で製本できずにしばらく眠らせていたのですが、まずは、せっかくある素材を活かして、ビデオ紙芝居を作ろうということになりました。

    カンボジア人の大学生に手伝ってもらって、音声を吹き込んでもらい、いつに完成しました!

     

    こちらからご覧いただけます:https://youtu.be/VaJS4UurZpk

     

    野菜嫌いの少年が、病気になって寝込んでいる間に、夢に出てきた友人と天使に野菜の持つパワーを教わり、なんでも食べるように頑張るという、成長のストーリーです。

    (声の吹き込みをしてくれた若者たち。 声のトーンやスピードなどを話し合いながら、また途中で近所のニワトリの鳴き声に邪魔されたりしながら、長時間頑張ってくれました)

    学校の先生もシェアしてくれたりして、少しずつ子どもたちに届いている模様。実際にビデオを見ている姿を確認できないのは残念ですが、視聴回数の伸びを確認して喜んでおります。

    また、当初の目標である、絵本化と、お菓子とセットの読み聞かせ授業についても、まだ諦めていません。こちらについても、少し時間はかかるかもしれませんが、資金集め方法など考えて、できる範囲で実現させたいと考えています。