今年度は、KDDI財団様から助成金をいただき、ICTを使った低学年の子どもでも楽しんで学べる栄養授業に取り組みました。
小学校の1~3年生を対象に、手洗い講習、野菜のヒミツ、ジュースに使われている砂糖の話、日本の小学生とのオンライン交流授業など、ビデオやインターネットを使いながら、幅広い授業をしてきました。
これまでアナログな方法で教えてきた内容に、映像を使った説明を付け加えた授業もありますし、インターネットを使って初めて行うことができた授業もあります。低学年の子どもたちに教えるのが難しいなぁといつも思っていたのですが、子どもたちの食いつきが目に見えて増していて、ICTの力を感じました。私自身が随分アナログな人間なので、ICTを使ってできる授業を考えることが、とっても勉強になりました。
そんな一連の授業も、先週から今週にかけて、ついに最終回となりました。最後の授業では、これまでの復習クイズをしたり、子どもたちがこれまで学んだことを発表したりして過ごしました。手洗い、三色食品群、テーブルマナー、えいようのうた、自宅で育てている野菜や家畜について等、クラスによって色々なテーマの発表となり、いろんなことを学んでくれたのだと嬉しくなりました。
(左:クメール語版えいようのうたを歌っています、たくさん練習して、歌詞を見ないで歌えるようになった子も!)
(右:身近な野菜について調べて、発表しました)
(栄養と食材のウルトラクイズは、どの学年でも盛り上がります)
一緒に振り返りをした担任の先生方からは、「子どもたちがNOM POPOKの授業がある日は、朝から楽しみにしていた」「ビデオを使ったことで、子どもたちが集中していた」「子どもと一緒に栄養授業を受けて、自分(先生自身)もバランスを考えて食べるようになった」「クラスの子どもたちの、ジュース摂取量が減った」など、たくさんの前向きな感想が聞かれました!