カンボジアでは、1月から新学年が始まりました。
わたしがカンボジアに来た10年前は確か9月が新学年だったような気がします。それから、高校卒業試験の不正(カンニング)を禁止したところ合格者が激減したので再試験を行ったために新学期の開始が遅れたり、新型コロナで卒業試験が中止になったり遅れたりして、今年はついに1月開始になりました。カレンダー的には分かりやすくなりましたが、過去の記憶といろんな事情が邪魔をして、個人的にはちょっと混乱しております。
とにもかくにも新学年が始まり、学校は大変にぎやかです。例年のことながら、学期はじめは生徒数がものすごく多いのです。小学校1年生は50人学級。幼稚園(小学校の敷地内に幼稚園も併設されていることも珍しくありません)では、心配する親がついてきて、教室の中を窓からのぞき込んでいたりして、敷地内の人が多いこと!!しかし、にぎやかな学校、いいですね。飛んだり跳ねたりしている子どもたちを見るだけで、元気が出ます。
ちなみに、1クラスの人数は、ここから徐々に減ってきて、1ヶ月ほどで落ち着きます。この学校では、小学校1年生は40名学級が通常なので、10名ぐらいは最初の1か月で来るのをやめてしまうことになります。
NOM POPOKでも、早速学校訪問を再開して、栄養授業を行っています。
写真は、2年生のクラスで行った授業の様子。野菜が育つ様子を撮影した映像を見ながら、どんな野菜が出来上がるのかを当てるクイズをしました。農家の子が多い田舎の学校だったので、プノンペンで同じ授業をした時より、回答できる子がずっと多かったです。年齢が低くても、みんな知っているのですね。
ビデオの後は、水を張った水槽に野菜を落として、浮くか沈むかのクイズです。ビデオで見た野菜の育ち方と、何か関係があるかな~?!
しかし、子どもたちのこの表情。この子たちにとって、NOM POPOKの授業は勉強ではないらしく、息抜きの時間になってるらしいですが(おやつももらえるし)、これだけ必死に参加してくれるとやりがいがあります。子どもたちの記憶に残って、ご飯を食べるふとした瞬間に思い出してくれると嬉しいです。