• お菓子と栄養教育で栄養改善@カンボジア

    カンボジアのお正月でいう元日、カシュー農園に行ってきました。

    シェムリアップ滞在の目的には、幾つかの農園訪問も含まれています。が、お正月が近いこともあって、訪問アポを取ろうにもなかなか実現せずにいました。お正月明けに、人々が仕事に戻ってからアプローチをし直そうかと考えていました。

    ところが、大晦日の日に突然、以前より問い合わせていたカシューナッツ農家さんから連絡あり。「お正月休み、こちらに来ませんか?明日(元日)でも大丈夫です」

    この農園は、コンポントム州にあります。コンポントム州は、現在私たちが滞在しているシェムリアップ州の南、車で3時間ほどのところです。「明日行きます!」と即返事し、翌朝のバスで向かいました。

     

    コンポントム州に住む人々の主な収入源は、米・キャッサバ・カシューナッツの生産販売です。

    私たちの訪問を受け入れてくれた農家のティエンさんは、10年ほど前からカシューナッツの栽培をすべく、試行錯誤を重ねてきたそうです。複数の種類のカシューを育てて、化学肥料を有機肥料に少しずつ置き換えながら、質の高いカシューを育てる努力をしています。栽培のサイクル、種類の違い、肥料のこと、いろんな質問に、なんでも快く答えてくださいました。

    カシューナッツは大好きですが、植わっているのは見たことがありませんでした。

    赤い実の下についている果実の中にナッツが入ってます。

    カシューは栄養価が高く、PoPokのお菓子の食材にも良さそうですが、値段が高めなことが心配です。が、今回の訪問中、ティエンさんと話すうちに新たな商品アイデアも生まれました!

     

    ティエンさんとは、カシューや農業の話だけでなく、開発支援のあり方や子どもの育て方(農業の他にも、地域の子どものための塾を経営しているそうです)などについても話をして、その地域への深い愛情を感じました。

    とても良い1年のスタートとなりました。ティエンさん、お正月早々、本当にありがとうございました!