• お菓子と栄養教育で栄養改善@カンボジア

       

     

    先日、お客様からSEND ONE をご購入いただき、カンダール州のダチョウ小学校に栄養授業とお菓子を届けに、行ってきました。

     

    その時に行った栄養授業で、Nom PoPoKのカンボジア人スタッフが、初めて子どもたちの前で話しをしました。

    これまで、日本人スタッフだけで行ってきた栄養教育ですが、スタッフへ教育とリハーサルを兼ねて、カンボジア人スタッフを相手に、社内で何度も予行演習をしてきました。時に野菜について、時に砂糖や塩について、、、少しずつ知ってもらっています。

     

    スタッフたちは、体型を気にして食事を抜いてみたり、痩せているからと甘い飲み物をたくさん飲んだり、辛いものが好きだからとインスタントヌードルばかり食べていたり、ツッコミどころ満載の食生活をしています。

    それを直接否定するのではなく、子どもたちへの授業の練習という体でやっているうちに、少しずつ食や栄養について考えるようになった子もいます。

     

    そして、気がついたら、「私も先生役やりたい」というスタッフが出てきました。

    そこで、今回、ダチョウ小学校に行く日をデビュー日に決めました。授業のテーマは、3色食品群。どんな食べ物に、どんな働きがあるか、そしてどのグループもバランスよく食べることの大切さを、説明します。

     

    これまで、何度か私たちから話を聞いているから「これ、もう知ってます!」と言っていたものの、そんなに簡単に行くはずもなく。ノートに全部のセリフを書き、何度も練習。当日はトゥクトゥクの中でもセリフをモゴモゴと繰り返し、しかし、学校が近づくにつれて緊張から無口になり、、、

     

    いつも元気なダリちゃんですが、教室の前に立って、話し始めたら、声が裏返ってました!!

    その緊張が伝わったのか、いつもテンションの高い子どもたちまで静かに。。。しかし、5分ぐらいたつと、だんだん気持ちも乗ってきて、子どもたちも次々に手を挙げていました。

     

     

    クラスの後半は、この日同行してくれた、カンボジア国立経営大学の学生たちと一緒に、食べ物クイズをして、クラスを盛り上げていました。

     

     

    ダリちゃん、最後の締めを忘れていたけど、初めての栄養クラスは上出来だったと思います! 何より、栄養のことを学んで、それを子どもたちに伝えたいと思ってくれたことが嬉しいです。

    「もっと他の学校でも教えたい」とのことなので、少しずつ役割分担してゆきたいと思います。