• お菓子と栄養教育で栄養改善@カンボジア

    昨年8月、プノンペンの小学校で、好きなお菓子や日頃学校に持ってくるお菓子代などについて、子どもたちに聞き取り調査をしました。シェムリアップではまだ同様の調査を行っていなかったので、このたび、公立学校に出向きました。

    到着した時、学校ではちょうど午前の部が終わったばかり。子どもたちがどんどん校門の外に出てきたところでした。そこで待ち構え、作ってきたお菓子を手渡してから質問開始です。

    この日は、約30名の子どもたちに質問することができました。

    主な結果は、

    (1) 1日のお菓子代は平均2,000 リエル(約50円)これは、プノンペンの子どもが持参するお菓子代(平均3,300リエル)のおよそ3分の2です。

    (2)好きなお菓子は1位(10人)が「パン」、2位(5人)が「(カステラみたいな丸い)ケーキ」。プノンペンの小学校では「パン」という答えは60人中1人だけでしたので、大きな違いです。

    ローカルの市場で見かける食べ物が、依然として子どもにも人気があるようです。学校の売店にはタイから輸入されたスナック菓子も多数並んでいましたが、好きなお菓子としてスナック菓子を挙げた子どもがいないことも面白い発見でした。

    子どもたちの回答傾向は、プノンペンのものと違う部分も多くありましたが、人懐っこさは変わらず。あっという間にたくさんの子どもたちに囲まれて、いろんな子の意見を聞くことができました。